中村 星宙さん
日経育英奨学会で学び、働き、夢を追いかける学生たちの「いま」をお届けします。


苦楽を共にする寮の仲間はすぐに打ち解けられる
声優を志すようになったのは、家族の影響で幼い頃からアニメをよく見ていたからです。声だけで感情を表せるなんてカッコイイなと憧れていたものの、代アニで学べばなれるだろうという軽い気持ちだったんです。でも、代アニに入学して、現役の声優でもある先生の「演技はリアルな自分を出すこと」という言葉に感銘を受けて、自分も「リアルな演技がしたい」と明確にイメージできるようになりました。

日経の新聞奨学生制度を知ったのは、高校で進学関連の資料と一緒にパンフレットが置いてあったから。進学にあたって考えなくてはいけない学費や住まいなどが、この制度を利用すればすべてクリアできる。僕にとってすごく適した制度だから利用しない手はないなと思いました。新聞配達のアルバイト経験があったので仕事面で心配はしていなかったのですが、不安だったのは寮で上手く馴染めるか。知らない人たちと一緒に暮らすってどんな感じなんだろう…。
でも、いざ寮生活が始まってまもなく、僕と同じ地方出身の学生も多く、すぐに打ち解けることが出来ました。日々苦楽を共にしているからこそ、先輩後輩関係なく分かり合える環境なんでしょうね。

新聞奨学生を経験し心身共にタフになれた!
もちろん悩みもあって、一番は仕事をしながら学校に通うと、とにかく時間が足りないこと!忙しいと体調を保つのが大変で、もっと体を鍛えておけばよかったと今になって思います。僕にとっては、仕事も演技の練習も、友人との時間も、全部なくてはならないもの。だから、時間を効率的に使うことをいつも意識しています。

例えば、学校から帰って夕刊が始まるまでの隙間時間。ダラダラ過ごさず、この時間に先生方からのダメ出しやその時々の感情などを書くレッスンノートを必ず書いて自分と向き合っています。新聞奨学生を経験してみて、肉体的にはもちろんですが、心も絶対にタフになれたと思うんです。
ありがたいことに来年度から事務所の方に所属させていただくことになりました。今後は、教えていただいた先生方と現場でご一緒するのが目標。残された学校生活の中で、足りない部分を補い、長所を伸ばしていきたいと思っています。

